担当者なら知っておきたい!社内イベント当日に失敗しないためのリハーサル完全ガイド

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次の社内イベントの本番前にリハーサルを行います。実施の方法を教えてください!

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リハーサルのクオリティは本番のクオリティと比例します。ぜひクオリティ担保のためにも参考にしてください!

1. 【はじめに】なぜリハーサルが必要なのか?

イベント運営に慣れている人なら、「リハーサルが大事」とよく耳にするはずです!

けれど、なぜそこまで重視されるのか、実際に体験するまではピンとこない人も多いでしょう。
リハーサルは、単なる「予行演習」ではないのです。進行表通りに動くだけでなく、会場の動線確認、機材の動作テスト、スタッフ同士の連携チェックまで、本番を想定した「総点検」の場なのです。
例えば、照明のタイミングが少しずれるだけで登壇者が暗いまま登場してしまったり、マイクが入らず会場がざわつく…そんなトラブルも、リハーサルで一度確認しておけば防げます。
「準備8割・本番2割」という言葉があるように、当日のスムーズな運営は事前準備にかかっています。リハーサルは、その準備の中でも最も確実な安心材料になるのです。


2. リハーサルの目的と役割

リハーサルの役割は、大きく分けて3つあります。
まずは「確認」。台本の流れ、登壇者の動き、音響や映像機材など、計画通りに機能するかを事前にチェックします。

次に「調整」です。実際にシミュレーションしてみると、細かいズレや想定外の課題が見つかることも珍しくありません。その場で修正できるのがリハーサルの大きなメリットです。
そして最後は「共有」です。

スタッフや関係者が同じイメージを持つことで、当日の動きがスムーズになります。
たとえば、司会者がステージに出るタイミングや、VIPが入場するルートなど、机上の打ち合わせだけでは把握しづらい点も、現場で一度流れを体験することで、安心感が格段に高まるのです。

【実例】社内イベントの当日のタイムスケジュールを公開。設営からリハーサル・本番までの時間が配分をお伝えします。


3. リハーサルで確認すべき10のチェックポイント

リハーサルで押さえておきたいのは、以下の10項目です。
1つ目は「進行スケジュール」。分単位で流れを確認し、タイミングを全員で共有します。

2つ目は「会場レイアウト・動線」。受付やステージまでの移動がスムーズか、混雑しそうな箇所がないかを確認しましょう。
3つ目は「音響・映像・照明機材のテスト」。マイクの音量やスクリーン映像、ライトの当たり方まで細かく確認します。

さらに「スタッフ・出演者の動き」「リハーサル用台本・資料の確認」も欠かせません。
そのほか、「受付・誘導」「緊急対応フロー」「VIP動線」「リハーサル後のフィードバック」「本番を想定した最終通しリハーサル」まで実施すれば完璧です。
この10項目を事前に潰しておくことで、当日の想定外のトラブルはぐっと減らせます!

1. 進行スケジュールの確認

リハーサルの最初に必ず行うべきなのが、分単位での進行スケジュール確認です。開始時間、登壇者の入退場、休憩、映像のタイミングなどを全員で共有することで、当日の動きが具体的にイメージできます。ここで流れを詰めておくことで「想定外の待ち時間」や「登壇者が呼ばれていない」などのトラブルを未然に防げます。


2. 会場レイアウト・動線の確認

次に大切なのは、会場内のレイアウトや動線をチェックすることです。受付から会場、ステージへの移動経路に不自然な箇所がないか、混雑ポイントが発生しないかを実際に歩いて確認します。特に大規模イベントでは、動線のわずかなズレが混乱の原因になるため要注意です。


3. 音響・映像・照明のテスト

マイクがハウリングを起こしたり、スクリーン映像が映らなかったりするのは、よくあるトラブルの一つです。事前に音量、映像の解像度、照明の明るさや当たり具合を丁寧に確認しておくことで、当日の不安を大きく減らせます。リハーサルでは必ず実際に登壇者にマイクを持たせ、リアルな環境でテストするのがおすすめです。


4. スタッフ・出演者の動き

進行のスムーズさは、スタッフや出演者の連携にかかっています。ステージへの登場タイミングや、スタッフがサポートに入る位置などをリハーサルで確認しましょう。特に複数人が同時に動くシーンは、実際にシミュレーションすることで細かい調整点が見えてきます。


5. 台本・資料の最終確認

台本や進行資料は、現場での「指示書」です。リハーサルの段階で改めて内容を精査し、役割分担やセリフ、映像や音響のキューを確認します。もし現場で「資料が古いままだった」と判明すると、修正作業に追われてしまいます。早めの確認がトラブル回避のカギです。


6. 受付・誘導フローの確認

来場者がスムーズに入場できるかどうかは、受付・誘導の設計にかかっています。実際に受付を想定して動かし、待機列の長さや案内スタッフの配置をチェックしましょう。人の流れをシミュレーションしておくと、当日の混雑を最小限に抑えられます。


7. 緊急対応フローの共有

イベント当日、体調不良や機材トラブルなど、予期せぬ事態が起きることもあります。リハーサル時に緊急連絡先や対応手順をスタッフ全員で共有し、誰がどの対応をするのかを決めておくことが重要です。これにより、万が一の際にも慌てず対応できます。


8. VIP動線の確認

VIPゲストや特別な来賓がいる場合は、専用の動線を確保する必要があります。一般来場者と同じ動線だと混乱が生じるため、入退場ルート、控室への導線、スタッフの配置を事前に確認しておきましょう。


9. リハーサル後のフィードバック

リハーサルが終わったら、必ずスタッフ全員で振り返りの時間を設けます。「このタイミングが遅れた」「ここは追加スタッフが必要」など、改善点を洗い出して本番までに修正していきます。現場での気づきは、机上の会議では得られない貴重な情報です。


10. 最終通しリハーサル

最後は、本番を想定した通しリハーサルです。実際の進行と同じ順番で、音響・映像・照明・スタッフの動きまで全て確認します。ここで大きなトラブルがなければ、本番も安心して迎えられるでしょう。

4. 実際に起こるトラブルと回避策

実際のイベント現場では、ちょっとした油断が大きなトラブルにつながることもあります。
よくあるのは「スケジュールの遅れ」です。登壇者の移動に想定以上の時間がかかり、進行が押してしまうケースです。これを防ぐには、リハーサルで実際に移動時間を測ることが効果的です。


また、「音響や映像のトラブル」も多発しやすくなります。マイクのハウリングや映像の不具合は、当日の雰囲気を一気に壊してしまいます。

リハーサルでしっかりテストしておけば、こうした事態は防げます。
さらに「受付や誘導の混乱」もよくある問題。来場者が一度に押し寄せると、スタッフの配置や案内が追いつかず混雑が発生します。リハーサルで動線を確認し、必要に応じて人員を増やすことが大切です。


5. 効果的なリハーサルの進め方

リハーサルを成功させるには「準備」「実施」「改善」の3ステップが重要です。
まずはリハーサル計画を立て、参加メンバーや確認項目を明確にします。次に、実際のリハーサルでは「段階的に進行」しましょう。最初は流れの確認だけ行い、その後に音響や映像、動線チェックを加えると効率的です。
リハーサルの後は「フィードバックの時間」を設け、現場で気づいた改善点をまとめましょう。これを本番までに修正すれば、完成度が一気に高まります。
ポイントは「完璧を一度で求めない」こと。複数回のリハーサルで、少しずつ完成度を上げるイメージで進めると、安心感も増していきます。


6. 初心者でもできるリハーサル準備チェックリスト

初めてリハーサルを担当する人におすすめなのが、チェックリストの活用です。
例えば以下のようにリスト化すると、抜け漏れを防げます。

  • 進行台本・機材リスト・会場図面の準備

  • スタッフ配置と役割の明確化

  • 音響・映像・照明のテストスケジュール

  • 受付・誘導の動線確認

  • 登壇者へのリハーサル案内

  • 緊急対応フローの共有
    紙でもデジタルでも構いませんが、Googleスプレッドシートなどの共有ツールを使うと、複数人で進行状況を見える化できて便利です。
    リストを見ながら一つずつ潰していけば、リハーサルは格段にスムーズに進められます。


7. 】まとめ】リハーサルでイベント成功率を最大化する

リハーサルは、イベントを成功させるための「最後の保険」です。これを丁寧に行えば、当日想定外のトラブルに振り回されることなく、余裕を持って運営できます。
準備にしっかり時間をかけることで、運営側だけでなく登壇者や参加者も安心して本番を楽しめるようになります。
「リハーサルをしてよかった」と感じる瞬間は、きっと当日訪れるはずです。小さなチェックの積み重ねが、イベントの成功を支える最大のポイントなのです。

株式会社GROWS 島田忍

株式会社GROWS 島田忍

株式会社GROWS代表取締役/社内イベントのプロデュースを専門としています!

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