内定式をハイブリッドで開催する方法/初めての担当者でも安心のガイド

企画・準備

会社にとって内定式は新しいメンバーを迎える大切なイベントです。最近では、対面とオンラインの両方を組み合わせた「ハイブリッド形式」の内定式が注目されています。これにより、内定者が全員集まらずとも、全員が一体感を感じられる内定式イベントを実現できます。この記事では、初めて内定式を担当する方でも分かりやすく、ハイブリッド型の内定式を成功させるためのポイントを解説していきます。

ハイブリッド内定式のメリットとトレンド

ハイブリッド内定式とは、対面での参加とオンラインでの参加を組み合わせた形式です。対面では直接会うことの価値を、オンラインでは距離や時間にとらわれずに参加できる利便性を最大限に活かせます。例えば、遠方に住んでいる内定者や、さまざまな事情で対面参加が難しい人も参加できるようになります。多様な参加方法を提供することで、会社の柔軟性や配慮を示すことができます。ハイブリッド形式の内定式は、これからの時代のスタンダードとして広がりつつあります。

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ハイブリッド型の内定式は増えてきていますね!様々な働き方を提案するというメッセージにもなりますね!

この形式は参加者の負担を減らすだけでなく、企業にとってもコスト削減や会場の選択肢の幅が広がるというメリットがあります。例えば、大人数を収容する会場を借りる必要がなくなるため、コスト面でのメリットも期待できます。また、ハイブリッド形式は一度に多くの人にメッセージを届けることができ、企業のブランディングにもプラスの効果をもたらしますね!

 

【準備】ハイブリッド内定式の計画と設計

ハイブリッド内定式の計画を立てる際に大切なのは、対面とオンライン双方の参加者が同じように楽しめる設計にすることです。参加者のリストを確認し、それぞれの参加方法を把握しましょう。対面参加とオンライン参加の人数を事前に把握することで、最適な会場と配信環境を整えることが可能になります。

内定者の参加方法を整理しましょう!

次に、会場選びでは、オンライン配信がしやすい場所を選びましょう。配信設備の有無や、音響・照明の状況も考慮することが重要です。配信がスムーズに行われるためには、安定したインターネット回線が不可欠ですので、会場のインターネット環境も確認しておきましょう。事前に現地でのリハーサルを行い、技術的な問題を洗い出しておくと安心です。リハーサル時には、カメラの位置や音声の調整、スライドの見え方なども確認し配信におけるトラブルのない会場を選びましょう。同時にオフライン(対面)の会場設営も大切なポイントですので、スペースやアクセスなども考慮していくと良いですね!

会場選択肢の幅も広がります。まずは幅広く会場の検索をかけてみましょう。

【テクニカル】オンライン配信に必要な機材とツール

オンライン配信を行うためには、適切なプラットフォームと機材が必要です。ZoomやMicrosoft Teams、YouTube Liveなどが一般的な選択肢です。これらのプラットフォームは、それぞれ異なる特徴があります。例えば、Zoomは参加者同士の双方向が取りやすく、画面共有やブレイクアウトルームといった機能が充実しています。Microsoft Teamsは企業での利用に強く、チャットやファイル共有の機能が統合されています。YouTube Liveは広く公開するのに適しており、視聴者数の制限がないため、多くの内定者を一度に集めることができます。

配信に使用するカメラは、複数台用意し、異なる角度からの映像を切り替えられるようにすることで、オンライン参加者にとっても臨場感のある内定式体験が提供できます。例えば、スピーカーやプレゼンターのアップと会場全体の雰囲気を映す全景を組み合わせることで、参加者にとって分かりやすく魅力的な配信となります。

また、音声の品質も重要ですので、クリアな音声が確保できるマイクを使用しましょう。配信の際にトラブルが発生しないよう、事前に何度もリハーサルを行い、スタッフ全員が機材の操作方法を理解していることを確認します。配信中の音声の途切れや画質の低下は参加者の集中力を削いでしまうので、必ず事前に確認しましょう。

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テクニカルに関する部分は、専門の会社に相談することをお勧めします。私たちGROWSも実績は抜群です!

【進行 】オフラインとオンライン参加者の両方を楽しませる工夫

プログラムを設計する際には、オンライン参加者も積極的に参加できる仕掛けを取り入れましょう。例えば、リアルタイムでのアンケートや、チャット機能を活用した質問タイムを設けると、オンラインでも参加している感覚が生まれます。具体的には、「入社後に楽しみにしていること」を共有してもらったり、簡単なクイズを通じて会社について学ぶ時間を設けるなど、参加者全員が参加できるアクティビティを取り入れると良いでしょう。

また、対面参加者とのコミュニケーションを促す時間を設けたり、グループワークの際にオンラインと対面を混ぜたチーム編成をするなど、一体感を意識した設計が重要です。対面の参加者だけでなく、オンラインの参加者も発言できる場を設けることで、全員が同じ「内定者」としての立場を感じられるようになります。これにより、物理的な距離を感じさせない、一体感のある内定式が実現できます。

オンラインとオフラインでは企画の設計方法が変わります。企画する際には自分が参加者の気持ちになって考えることが大切です。

【コミュニケーション】事前連絡とフォローアップ

ハイブリッド内定式を成功させるためには、事前のコミュニケーションが鍵となります。参加者に対して、当日の流れやオンライン参加の方法を詳しく説明した案内を送ることで、不安を取り除いていきましょう。特にオンライン参加者には、接続方法や必要な機材(PC、スマートフォン、インターネット環境)の確認方法を具体的に案内すると参加者に優しく会社のイメージアップができます。また、接続に不安がある場合のサポート連絡先を明記するなど、細やかな対応を行い会社の安心感を伝えていきましょう。

内定式後には、感謝のメッセージやアンケートを送付し、フィードバックを集めることで、次回以降の改善につなげることができます。アンケートでは、オンライン参加者の接続状況や、プログラムの満足度を詳しく聞くことで、次回への改善点が見えてきます。また、内定者同士がつながる機会として、内定式後のオンライン懇親会を企画するのも一つの手です。

【当日の運営】スムーズな進行のためのポイント

進行台本を事前に作成し、役割分担を明確にすることでスムーズな運営が可能となります。進行台本には、発言者のタイミングや、スライドの切り替えタイミング、カメラの切り替えポイントなどを具体的に記載します。また、配信中の音声や映像のトラブルに備え、専任の技術スタッフを配置することも重要です。例えば、カメラ担当、音声担当、配信管理担当といった役割を明確にしておくことで、万が一のトラブルにも迅速に対応できます。

【表彰式・懇親会】これなくしてイベントは語れない!進行台本でイベントのクオリティを向上させよう!

進行中に予期せぬ問題が発生した場合は、柔軟に対応できるよう、予備の機材やバックアッププランを準備しておきましょう。例えば、インターネットが不安定な場合の代替プランとして、録画済みの動画を用意しておく・バックアップ回線を用意しておくなど、リスクヘッジをしておきましょう。また、進行役のスタッフが冷静に状況を把握し、迅速に対応できるよう、事前にシミュレーションをリハーサルで行っておくことをお勧めします!

オンラインイベントで一番怖いのは配信トラブルです。ご不安な場合は専門のテクニカルに相談することをお勧めします。

よくある問題とその対処法

ハイブリッド形式では、オンライン特有のトラブルが発生しやすくなります。よくある問題としては、以下です。

  • 音声が聞こえない
  • 映像が途切れる
  • 画面がフリーズする

これらの問題に備えて、事前に対処法を確認しておくことが重要です。例えば、インターネット接続の確認や、配信ツールの再起動、参加者への迅速なサポートが考えられます。また、トラブルが発生した際には、すぐに連絡できるサポートスタッフを準備しておくと安心です。

例えば、音声トラブルが発生した場合には、即座に予備のマイクに切り替えるか、音声設定を再確認する手順を決めておきます。また、オンライン参加者に対しては、事前に「音声が聞こえない場合の対処法」といったガイドラインを配布することで、現場での混乱を防ぎます。対面参加者とのコミュニケーションも円滑に行うために、司会者が柔軟に対応できるよう、事前にトラブル時のシナリオを用意しておくことも効果的です。

ハイブリッド内定式で必要な備品一覧

内定式をハイブリッドで開催する場合の会場で準備すべき備品リストを以下にまとめました。会場の設営やスムーズな進行に役立つアイテムをリストアップしていますので、参考にしてください。

1. AV機器と配信設備

  • プロジェクターまたは大型スクリーン
  • 高品質のカメラ(複数台で異なる角度からの撮影ができるとベスト)
  • マイク(スピーカー用、質問用のワイヤレスマイクなど)
  • スピーカー・音響設備
  • 配信用パソコン(Zoom, Teams, YouTube Live用)
  • 配信ソフトウェア(Zoom, Teams, OBS Studioなど)
  • 安定したインターネット回線(有線接続が望ましい)

2. 会場設営関連

  • シアター形式の椅子(人数分+予備)
  • ステージまたは演壇(スピーカー用)
  • 名札、席次表
  • 案内表示(受付、会場内の案内表示)
  • テーブル(受付用、資料配布用)

3. プレゼンテーション関連

  • スライドリモコン(クリック機能付きのもの)
  • ホワイトボードまたはフリップチャート(緊急用メモ用)
  • レーザーポインター
  • プレゼン用のスライド資料(印刷版も含む)

4. 配布資料

  • 内定者用資料(案内パンフレット、会社紹介資料、オリエンテーション用資料)
  • 筆記用具(ペン、ノートなど)
  • ノベルティグッズ(企業ロゴ入りの記念品)

5. その他の備品

  • 消毒用アルコール、マスク(感染対策用)
  • ドリンクサービス(ミネラルウォーターなど)
  • 照明設備(調整可能なライト)
  • 時計(時間管理用)

6. トラブルシューティング用備品

  • 予備のバッテリー(マイク・カメラ用)
  • 延長コード、電源タップ
  • 予備のマイク・ヘッドセット
  • ケーブル(HDMI、USBなど必要な接続用)

7. サポートスタッフ用備品

  • 無線連絡機器(スタッフ間の連絡用トランシーバーなど)
  • スタッフ用名札
  • 緊急時の対応マニュアル

 

まとめと成功事例の紹介

最後に、実際に成功したハイブリッド内定式の事例を紹介します。

ある企業では、オンライン参加者の名前をリアルタイムでスクリーンに表示し、対面参加者との一体感を演出しました。また、内定式後のオンライン懇親会を開催し、対面とオンラインの枠を超えた交流の場を設けたことが好評でした。オンラインと対面のハイブリッド形式を最大限に活用することで、参加者全員が「一つのチーム」としての感覚を持つことができた事例です。

ハイブリッド内定式を成功させることで、内定者にとって特別な思い出となります。

企業への関心や期待感も高まりますのでハイブリッド内定式は非常に効果的な企画と考えます。しかしハイブリッド内定式は、初めて担当する方にとっては挑戦になる部分があるかもしれません。しっかりとした準備と計画を行えば、参加者全員にとって素晴らしいイベントとなりますので頑張って準備をしていただきたいと思います。私たちGROWSは入社式や内定式などのイベントを多数手がけております。是非企画にお困りの際にはご相談いただければと思います。内定式は一生に一度の大切なイベントです。これから活躍する仲間の為にも最高のステージを用意していきましょう!

 

株式会社GROWS 島田忍

株式会社GROWS 島田忍

株式会社GROWS代表取締役

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株式会社GROWS 島田忍

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