【企画】社内イベント制作会社を10年経営して社内イベントの成功とは何かを考えてみた。

企画・準備

社内イベントを開催しようと思った時に、絶対に成功させたい!もしくは失敗したくない!という気持ちになりませんか?

もしご担当者の方で、同じ気持ちをいただいたことがあるのであれば是非読んで頂ければと思います。

 

成功します!系のナレッジはたくさんあります

WEBを検索すると、成功します!的なナレッジの記事は多くあります。

テクニック的なことや制作のプロセスなどを解説してくれているWEB情報は多いのですが、

そもそも、何をもって成功と呼ぶのか?

に関してはあまり触れられていない気がします。

皆さんも何をもって成功と呼びますか?

と聞かれた時に意外と困ってしまいませんか?

 

・参加満足度でしょうか?

・離職率の低減でしょうか?

・社内コストの削減でしょうか?

 

僕も10年近くこの仕事に携わり、多くの企業様と一緒に社内イベントを行ってきましたが、

実は明確な答えは出せていませんし、いつも同じ課題感にぶつかってしまったりもします。

 

ただそのいつもぶつかる壁のような課題感が、実は社内イベントの成功と近い答えなのではないかと思います。

おそらく仕事に終わりがないように、社内イベントにも実は終わりはないのかもしれません。

 

しかし!

ここで終わってしまってはこのブログ記事の意味がなくなってしまいますので、僕なりの見解を解説させていただきます。

 

この会社に入ってよかったなぁと思う瞬間

社内イベントというところから、一旦離れてみましょう。

僕も20代の頃は会社員をしていました。もしかしたら少し変わった環境だったかもしれませんが、

かなり忙しくハードな毎日を過ごしていました。休みをしっかりとれていたか?と聞かれると取れていなかったと思いますが、

今思えば、仕事が楽しかったと思います。何か自分でアクションをするとそれが結果として帰ってくる。そんな毎日が刺激的ででした。

 

そんなハードな仕事環境でしたが、この会社に入ってよかったなぁと思う瞬間は何回かありました。

お客様に喜んでもらった時や仲間から頼られた時、自分の仕事に結果がついてきた時、など今思うと結構ありました。

そして、社内研修や社内イベントで社長話している未来のビジョンや世界観を聞いているときは、どこか自分を重ねワクワクしていました。

 

僕は、こんなシンプルな気持ちの連続が、この会社に入ってよかったぁと思う瞬間だと思います。

 

社内イベントは、その瞬間の集大成

さて、社内イベントに話を戻したいと思います。

やはり社内イベントの場は、日々の活躍や頑張りの集大成の場であったり、久しぶりに会う仲間と会話を楽しんだりする場です。

その為参加者目線で見ると非日常であり、1年の中で見ても特別な日となります。

 

社内表彰式の日であれば、もしかしたら自分が受賞するかもなぁと思う人もいますし、今回自分はないな。と思って参加する人もいます。

もっと言えば、参加したいなぁという人もいれば参加したくないなぁという人もいる訳です。

 

そんな皆さんの様々な思いを汲み取りながら成功を目指すわけなので難易度が高くて仕方がないことかもしれませんね。

ただ、言えることはどんな人にとっても特別な1日であるという事です。

 

では、どこを目指すことが成功というのか?

社内イベントの成功の定義はかなり難しく難易度がかなり高いです。

これだけ社内イベントの制作会社がある中で、成功を明確にできる会社はないんじゃないかと思います。

そもそも、イベントという企画自体がある種、みずもの的なところがあり、その瞬間の心という数値化の難しいものです。

 

例えば、アーティストのライブに行って、良かった!感動したという感情を超えるものはないのと同じように、

社内イベントにおいても、アーティストライブと同じような定性的な感情が一番に残るはずです。

その感動という抽象的なキーワードを成功と呼ぶ場合、数値化が難しく定量的な計測ができなくなってしまいます。

人によって「感動した!」といっても度合いが違いますし何に感動し方はその人のバックボーンによっても変わってきます。

 

その為、短期的に社内イベントの成功の定義を作ることは難しくなります。

 

社内イベントの成功を感じるのは数年後?!

そんなゴールを見出しづらい社内イベントですが、一つだけ言えることがあります。

それは社内イベントは文化づくりであるという事です。

企業にとって、売上や利益などPLやBSに載ることのない企業文化こそ、最大の成果=価値です。

「継続は力なり」という言葉の通り、社内イベントは継続することで本来の力を発揮します。

 

ある企業様の事例

ある企業様と長くお取引をさせていただいています。

ほぼ創業当時からの付き合いになる為10年のお取引になります。約10年間・年2回の社内表彰式をサポートさせていただいています。

トータル20回にの開催実績となります。当時第5回くらいだったものが今では第25回まで回数を重ねました。

この20回の開催の年月は、とても価値のある10年間であり、財産となっています。

主に毎回行われるプレゼンテーションにおいては、「この仕事は誰の為になっているのか?」「私たちの価値は何なのか?」

などビジョンやミッションに関するプレゼンテーションをずっと行っています。

このプレゼンテーションの歴史は全てアーカイブされナレッジとして蓄積されています。時間が経過してもいつで社内のポータルから

事例として参照することができ、研修の教材としても使用されています。

 

社内イベントがすべてだとは思いませんが、増収増益・社員数も常に増え続け既に300名を超える組織にまで拡大しています。

毎年毎年、改善を加え、ブラッシュアップを行い続けることに企業文化が少しずつ形成されて行きます。世代が変わっても変わらない気持ちを

継続させ続けることがとても大切であると感じさせていただいています。

 

つまり、ここでいう成功の定義とは、継続していること自体でまず成功と言えるのではないかと思います。

惰性で行っているのではなく、一過性のものでもなく長く継続できている社内イベントは成功と言えます。

それが確実に企業の文化づくりに役に立っているはずです。

本当の意味での成功を感じる瞬間は、実は10年後・20年後のなのかもしれません。

 

短期的な成功

そして、短期的な成功についても最後に触れたいと思います。会社の予算を割き行われるわけなのでもちろん短期的な成果も求められます。

ここでいう成果は、満足度だったり、理解度だったり、失敗しない事だったり、やりたいことができたことだったりと

だいぶ定義が変わります。

この短期的な成功に関してももちろん大切なので、こちらは当然クリアすべきものだと考えます。

僕らは社内イベントのプロフェッショナルとして、短期的な成功だけでなく、長期的な成功も一緒に伴走できればと考えています。

 

まとめ

今回は、社内イベントの成功とていう定義に関して私の考えを書かせていただきました。

一概に成功と一言で言っても、企業によって求めることが違います。そこで働いている人達の気持ちも違いますので、

各社ごとの課題設定が必要です。

ただ、一つ言えることは、社内イベントは継続してこそ初めて価値を発揮するものであるという観点は常に持っておいてほしいものです。

事業環境に応じて予算の縮小や開催規模の検討などいろいろあると思います。形は変えても思いは変えない。

そんな企画をご一緒できればと思います。

 

 

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    株式会社GROWS代表取締役

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